両方あわせて「精霊馬」

1808072
立秋に入って、朝晩は幾分しのぎやすくなりましたね。
日中はまだ暑いけれど、暑さの質が違うというか、峠を越えたような気がします。
暦の上だけでも秋と思うと、ホッとうれしい。

今日、久々にお会いしたお客さんと話をしていると、この夏何をよく食べたかという話題になって、私たちはトマトとらっきょう、お客さんは寒天でした。
「体の熱を取ってくれるからね〜」と、デザートや食事に頻繁に使ってクールダウンしていたのだそう。そうか、寒天という手もあったか! さすが料理の先生であります。
食べ物の働きを知って食事で調整できると、自己完結というか、冷房に頼ることも少なくすんでエコだだし、気温の上昇を抑えるのにも少しは貢献できると思うんですよね。

気温の高さは、クーラーの室外機の熱気が拍車をかけているように思えるので、ちょっとでもかける時間を減らせるといいんじゃないかなぁと。土や植物がたくさんあれば少しはましなんだろうけど、コンクリートアスファルトの環境ではそれも難しいので、食べ物の力で過ごしやすく調整できるのならそれを使わない手はないと思います!

話がそれましたが、お箸袋の話を書こうと思っていたのだった。
お盆ウィークなので、ただいまきゅうりと茄子のお供え物。実家でのお供え物といえば果物だったので、なんできゅうりとなす?と思っていたのだけど、東日本の風習らしいです。
きゅうりは馬、茄子は牛にみたてられ、ご先祖様をお迎えする移動に使われます。一刻も早く帰って来られるように足の早い馬を、少しでもゆっくり戻ってほしいので、歩みのゆっくりとした牛をお供えするのだそう。思う気持ちが形になって、またそのお供え物もかわいらしくほほえましいなぁ…!
お盆スペシャルのお箸袋、どうぞお楽しみください。 (M)